プロ向けデスクトップ機と,プロ向けノートブック機,コンシューマー向けデスクトップ機と,コンシューマー向けノートブック機。その4つのターゲットに向けて,商品を提供している,はずだったが,やはり穴があるようで…。
iMac販売店に行きお客さんを観察していると,iMacを見る客は,iBookやG4を見ず,デスクトップ機としてのパワーブックG3を見る。iBookは画面が小さく,重いので対象に入らないとし,なら持って歩くなら何を買うかと聞くと,多くがバイオと答えた。iBookを触る客は少なく,iMacほどのカリスマ性はないと実感する。
iMacを真似した筐体のパソコンはいくつか見られたが,登場から1年もたとうというのに,エセiBookパソコンは現れない。まっ,あんなヘンテコなカタチのものを生産ラインに乗せるのは度胸のいることとも思う。だがそれは,CountMac様の云うように,iBookにはiMacの持っていたようなカリスマ性が欠けているから,か。確かに,コンシューマーには,ノートとしてのiBookと,アップグレード機としてのG4は,「弱い」のは,なんとなくみんな感じていることだ。
プロの期待感を察すると,プロ向けノートとしてのパワーブックはまだまだ改善の余地がある。ジョブズの手から生まれたものではない,「前時代」の「遺物」でまだ商売ができているのだから,気楽なものだ。長らく新製品の発表のない凪の状態が続いたアップル。7月,ニューヨークでのマックワールドエキスポは,新しいなにか,のための舞台が調っていると見てよさそうだが…さてさて。(追記:MacWIRE定点サイト観測にあるGo2Macの記事は今日の記事とリンクしてます(^_^))。
|